環境へのやさしさと強度の両立!アルミ製雨樋「ストロング・シームレスガター」の特徴・メリット・デメリットとは?
2025年 03月14日
雨樋は屋根に降った雨や雪などの水分を適切に排水することで家や暮らしを守っています。
雨樋には様々な材料を用いたものがあり、性能やデザイン性などが異なるため、ニーズに合わせた雨樋選びが重要となります。
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今回は弊社で取り扱っているアルミニウム雨樋「ストロング・シームレスガター」を例に、アルミニウム製の雨樋にフォーカスしていきます。
アルミニウムとは
アルミニウムはボーキサイトから精製される金属です。身近なところだと、アルミホイルや缶飲料の容器、一円玉の材料などとしてよく知られています。

アルミニウムの特徴としてよくあげられる4つの特徴があります。すなわち、軽さ、加工しやすさ、耐食性、リサイクルの容易さです。
第一に、アルミニウム比重は2.7で、鋼の1/3程度の重さであるとされます。これは一般的に利用される金属材の中ではトップクラスの軽さです。
第二に、アルミニウムは柔らかく伸びやすい特性を持っています。そのため、曲げなどの加工が容易です。
第三に、耐食性が高いこと、つまり錆びによる劣化が少ない特徴です。アルミニウムが酸素に触れると、表面に薄い酸化被膜が形成されます。これによって腐食が内部まで進行することがないため、高い耐久性をもちます。また、アルマイト処理と呼ばれる電気処理によって耐食効果を増強することも出来るため、耐久力の高い金属であるとされます。
第四に、アルミニウムは低温でも融解することから、リサイクルが非常に普及している金属です。そのことから、アルミニウムは環境へ配慮した、持続可能な発展の観点からも注目されています。
アルミ製雨樋「ストロング・シームレスガター」の特徴とメリット

アルミ製雨樋は、北米等では盛んに用いられており、そのシェアは約80%をしめているとされます。日本では塩ビ製の雨樋の陰に隠れがちなアルミニウム製雨樋ですが、特定のニーズに応じて採用されてきました。とくに1990年代から2000年代にかけて、メンテナンス性の高さや耐久性の観点から人気になり、大手のハウスメーカーでも採用されていました。現在は塩ビ製雨樋の耐久性向上やガルバリウム製の雨樋の普及などによって以前ほどの勢いはありませんが、デザイン性や耐久性、環境への配慮など、こだわりを持つ人々の間で採用されています。そんなアルミ製雨樋のひとつが、弊社でも扱っている「ストロング・シームレスガター」です。
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「ストロング・シームレスガター」の大きな特徴として、以下の4点があげられます。
1.デザイン性
第一に、雨樋の継ぎ目を排し、軒先に直接取り付けるというシンプルな構造があげられます。これは、現地で成型を行うアルミ製雨樋独特の手法によって可能になります。継ぎ目をなくすことで、継ぎ目からの雨漏りリスクを大きく減らすことが出来るだけでなく、ドレン(軒に設置されている樋から排水する竪樋へ排水口の部分)部分に生じる膨らみやつなぎ目のないスッキリとしたデザインの仕上がりになります。(※近隣の建物等によって現地成形が出来ない可能性がございます。詳しくはお問い合わせください。)
また、カラーバリエーションも豊富なため、モダンな家の外観に調和させることが出来ます。また、破風(屋根の軒先の板)に直接施工することで、見上げた際に下から金具が見えない作りも、高い強度とデザイン性を支えています。
2.軽さ
第一にあげられるのは、アルミニウムの大きな特徴の一つである軽さです。
「ストロング・シームレスガター」は10mあたり5キロほどで、非常に軽量です。雨樋は高所に付けるものですので、軽量のもの方が建物への負担は軽減するので、これは大きなメリットです。
3.耐食性
アルミニウム合金の特徴である高い耐食性は、常に日光や雨風にさらされる雨樋という部位においては大きな長所です。加えて、「ストロング・シームレスガター」は両面にポリエステル樹脂の焼付塗装を行っており、耐久性を高めています。この高い対候性により、沿岸部等の比較的険しい環境下でもご採用いただいています。ハウスメーカー様のご依頼で設置後のメンテナンスに伺いますが、設置後20年経過したものでも、塗装等のメンテナンスを行っていれば錆や穴あき等のトラブルなく使い続けることが可能になっています。また、厚さ0.69mmと比較的厚手のアルミ板を利用しているため、歪み等も発生しづらいのが特徴です。
4.リサイクル性
アルミニウムはリサイクル可能な素材で、新しい地金を作るわずか3%のエネルギーでリサイクル可能です。「ストロング・シームレスガター」ではそんなリサイクルアルミ材を積極的に利用しており、資源の有効活用に寄与します。
アルミ製雨樋「ストロング・シームレスガター」のデメリット

このように大きなメリットを持つアルミニウム製雨樋ですが、長所もあれば当然短所もあります。そのなかから、よく指摘される点を4点紹介します。
1.耐衝撃性
アルミ雨樋のデメリットとしてまずあげられるのは、へこみやすいという点です。
アルミニウムは柔らかくしなやかな素材の為、衝撃を加えた際に割れて破損し、水漏れする、といったことはまれです。しかし、内部が空洞で、衝撃がかかった際にはへこんでしまうため、注意が必要です。実際に「ストロング・シームレスガター」を設置いただいているお宅で、自動車などをぶつけてしまいへこんでしまった、というケースも度々あるため、特に、建物付近に駐車場などを設ける場合にはご注意ください。
2.初期費用の高さ
アルミ雨樋のデメリットとしてあげられるのは、初期費用の高さです。
塩ビのものと比べると各部材2-3倍程度の価格差があります。もっとも、アルミ製雨樋は塩ビ製雨樋に比べて耐用年数が長いため、中長期的に見ればコストパフォーマンスの面で劣っているとはいえない面があります。
3.騒音の問題
アルミ雨樋を検討するさいの懸念点としてあげられるのが騒音の問題です。
金属製のため、水の落下時に金属音が響くのではないか、という点です。
金属音は発生しますが、騒音と呼べるほどの音が鳴ることはまれです。また、弊社で施工する際には、直接水滴が落ちる場所にシリコンのコーキング材を塗布するなどの工夫によってこうした騒音の軽減に努めています。
4.特定環境での腐食リスク
先述のように、アルミニウムは非常に耐食性が強い金属ですが、極端な環境に置かれることで、やはり腐食してしまいます。
よく言われるのが、沿岸部では塩害によって腐食が進みやすい、という点です。たしかにその傾向はあるものの、塗装やメンテナンスを適切に行うことである程度軽減することが可能です。また、地中など、ずっと湿っている状態に置かれてしまうと、その部位の腐食の進行はとても早いため、外気にさらして適度に乾燥状態を作ることが、アルミ雨樋を長持ちさせる秘訣であると言えます。この点は、地中でも劣化しづらい塩ビ製との大きな違いであるということが出来るでしょう。
まとめ
今回の解説は以上となります。
皆さんのお宅を雨から守る雨樋を、ぜひ一度ご確認してみて下さい。
アルミニウムの特性、及びアルミニウム製雨樋「ストロング・シームレスガター」の特徴について解説してきました。
アルミ製雨樋は
・少し値段がかかってもいいので、デザインにこだわりたい人
・長く家に同じ家に住み続け、ランニングコストを抑えたい人
・エコ・フレンドリーな家を建てたい人
に特におすすめです。
これらの条件に当てはまる方、また、知り合いにそういった家を新築したい、という人がいたら、ぜひアルミ雨樋のことをご紹介ください。
また、見積依頼やアルミ雨樋についてご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
著者情報
株式会社東京サービス
株式会社東京サービスは東京多摩地域を拠点に、屋根や外壁、雨樋の工事をはじめとした各種工事の施工に携わっている小さな会社です。
国立市で創業70年以上の歴史を持つサトウグループの一員として、地域のお客様の様々なニーズにお応えしています。
本ブログでは、業界未経験の新入社員Mが、屋根工事やその他工事について様々なことを勉強し、わかりやすい解説をモットーに、備忘録的に書き記していきます。
もちろん、掲載に当たっては経験豊富な先輩たちに内容の監修をいただいていますのでご安心下さい♪