住宅を支えている基礎部分で重要な鉄筋をオーダーメイドのユニットとして製造・販売しています。
Aタイプ(BRS工法)は複雑化する次世代型住宅対応製品です。
構造計算時にせん断補強の効果が見込めることにより、鉄筋の削減効果があります。
大手ハウスメーカー5社以上で標準採用となっています。
BRS工法はあばら筋の端部にフックを設けず、溶接により、あばら筋と主筋を緊結する溶接組立鉄筋システムです。
かぶり厚さをフック先端から考えなくても良いことから基礎立上り幅を軽減することができます。
手組みの鉄筋を1本ずつ結束線で縛っていたため、施工精度の確保が難しく工期も長くなってしまいます。
BRS工法は工場生産のユニット鉄筋であり、施工現場ではユニット鉄筋を所定の位置に配置して固定するだけで、簡単に施工精度の確保と施工期間の短縮が図れます。大幅な工期短縮によるコスト削減が実現可能です。
Aタイプは溶接点の強度が母材(鉄)以上になるように品質管理されています。
フックなしでもせん断補強筋を構造計算に加えることができます。
Bタイプの基礎鉄筋ユニットは2階建てまでですが、BRS工法(Aタイプ)では、3階建て建物まであ ばら筋の上下にフック無しのユニット鉄筋で対応が可能となり、Bタイプと比較して、取り扱い範囲が広くなっております。
今後、省エネや創エネ対策による建物の重量化に伴う安全性の確保のため、構造安全性に関する基準の整備も予想されることから、Aタイプを推奨しております。
Aタイプ(BRS工法) 『高性能スポット溶接』 |
Bタイプ (従来の溶接鉄筋) |
|
---|---|---|
構造計算時に有利 | 〇 | × |
3階建てにも使用可能 | 〇 | × |
次世代の住宅にも対応 | 〇 | × |
※AタイプとBタイプの比較の詳細は技術者向け情報をご参照ください
製造工場では毎日検査を行っています。
Aタイプの基準を満たしているか「溶接点せん断試験・引張試験」を行って確認します。
溶接点の強度が母材(鉄)以上なので、溶接点ではなく母材(鉄)が破断します。
鉄筋溶接検査
鉄筋溶接
鉄筋切断
曲げ工程
曲げ機2
曲げ機1
鉄筋曲げ工程
出荷
一般社団法人日本住宅基礎鉄筋工業会では、財団法人日本建築センターの評定を取得した
住宅用ユニット鉄筋を推奨しており、BRS工法もこれに含まれます。
推奨基礎仕様マニュアル(発行)一般社団法人日本住宅基礎鉄筋工業会より
ベースポスト工法は(一財)日本建築防災協会より技術評価を受けている
「基礎Ⅱ/無筋、有筋であっても規定に沿っていない基礎」を「基礎Ⅰ/健全な鉄筋コンクリート造基礎」に簡易に補強できる工法です。
鉄筋パネルにBRS工法が使われています。
その他基礎工事に関連する工具、副資材等を数多く取り扱っていますので、まずはご相談ください!