沖縄の多湿によりボラケアで処理した木材は、溶脱が生じたと想定が出来ます。
試験体を置いたレンガには溶脱によるホウ酸塩が微量に溶け出しているので、試験体の近くに白蟻は近寄っていません。
そればかりか、周辺の杭など木片が食害を受け、腐朽菌やカビにより変色しているにもかかわらず、
ボラケアで処理をした木材は木目も非常にきれいです。
ボラケアで処理をした木材は長期間のテストの結果、
イエシロアリに対しCCA処理木材よりも有効でした。
梅雨が明けると一斉にカビが発生します。
クローゼット、納戸、靴箱、キッチンや洗面化粧台の内側、浴室など。
日本の高温多湿な気候風土ではカビは当然発生します。
しかも、このカビの胞子はアレルギー等の健康被害を引き起こす原因になります。
ボラケアは人畜無害で防カビには最適な商品です。
地上1m以上にボラケア1ボトル(1ガロン=3.6L)を水5倍(18L)で薄めて処理をすると、
カビの発生はほとんどない事が確認されています。
工事中に処理をすると、建方時に雨に濡れた木材のカビをおさえる事が出来ます。
窓やドア、バルコニーなど、おさまりが複雑で漏水の危険性のある場所に使用すると、
カビや腐朽菌を抑制するので、最小限の被害に留めることが出来ます。
屋根の結露は構造上非常に深刻な問題ですが、野地板に塗布することで屋根材の強度を維持できます。
また、アメリカカンザイシロアリなどにもダブル効果で効果があります。
ボラケア処理した鉄と、メッキ処理した鉄の両方とも錆は発生せず、CCAよりも良好な結果でした。
ボラケア処理済みの釘は明らかに錆を防いでいます。
未処理基礎には蟻道が餌木まで達しましたが、ボラケア処理済み基礎は餌木まで到達することなくシロアリは死滅しました。
基礎内側立ち上がりに塗布することによりシロアリ侵入防止の効果が証明されています。